【保育士】保育園で噛みつきや引っ掻きが起きた時 子どもや保護者への対応は?

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保育士

こんにちは♪ (ででママ) です。

自我が芽生えた乳児期。保育園で噛みつきやひっかきが起こり、傷を残して引き渡しをする事も・・・

その時の園で行う対応について、お伝えします。

噛みつきが起きる理由

保育士
保育士

はなちゃん、最近かみつき多いな・・・

またお友だちに噛み痕を残してしまった・・・・

1・2歳児を担当している保育士は特に悩む事だと思います。

まず初めに、噛みつきが起こるよくある理由をお伝えします♪

言葉で思いを伝えられない

友だちに玩具を取られた・・・などトラブルが起きた時に自分の気持ちを言葉で表現するのが困難な年齢です。

言葉で伝えられないので噛みつきやひっかきが起きることがあります。

友だちと関わりたい気持ちの表れ

友だちと関わりたい、友だちが使ってる玩具が気になる・・・

などの理由で関わりたいという気持ちを噛んで表現する事があります。

情緒が不安定

環境、生活リズムなど何かしらの理由で情緒が不安定になると、噛みつきやひっかきが増えます。

大人がムシャクシャしている時は言葉が尖ったり荒くなったりするのと似ているね

癖になっている可能性

上記の理由で噛みつく事が増え、自分を表現する手段として噛みつくことを覚えた可能性が考えられます。

保育園での対応

保育士
保育士

どう対応したらいいんだろう・・・

とても気になる所ですね!

あくまでも一例ですが、お伝えします♪

噛まれた子どもへの対応

  • 噛み痕を流水
  • 炎症を最小限に治められるように冷えタオルなどで冷却
  • 傷の具合によっては受診
    (その際に保護者様に連絡を入れます)
  • お子さんのフォロー

噛まれたお子さんには心と体のケアを最優先で行います。

傷の深さや広さによっては、保護者様に連絡をした後、受診する事もあります。

噛んでしまった子どもへの対応

噛んでしまった子の思いを代弁します。

「○○ちゃんのおもちゃがほしかったんだね、つぎは”かして”っていってみようね」
「おもちゃとられちゃったのいやだったね」
「○○くんといっしょにあそびたかったの?」 

他にも、噛まれた側の気持ちを伝えてみたり・・・

「いたたたた!かまれたところ、せんせいいたかったよ・・・
いたいのは おともだちもせんせいもかなしいよ

そのあとに、子どもの気持ちを代弁するのも忘れずに!

※お子さんを叱ったり、否定するような言葉がけにならによう注意しましょう!

  • ダメでしょ!!
  • なんでこんなことしたの!!!

保護者対応

嚙まれたお子さんの保護者に状況説明と謝罪

起きてしまったことを具体的に説明し、謝罪をします。

保護者様に説明する事
  • 噛まれてしまった時の状況
  • 傷の具合
  • 保育士が行った対応
    (流水し、冷却した事 心のフォローの内容)
  • 噛みつきを止められなかった事、お子さんに痛い思いをさせてしまったことへの謝罪
    (○○ちゃん、いたいおもいをさせちゃってごめんね)とお子さんにも謝罪

園での怪我は起こりえる物とは言っても、仕事から帰ってきた保護者が自分の子どもが噛まれた姿をみると、保護者は心を痛めてしまいます。

それが親心なので。

きちんと丁寧にお伝えしつつ、怪我をさせてしまった事への謝罪をしましょう。

噛んだお子さんへの保護者には伝えない?!

園によって対応は様々ですが・・・

筆者は基本的には噛んだお子さんの保護者様にはお伝えするべきではないと思っています!

園で起きたことの責任は園にあります!

言葉で伝えられるのが困難な年齢のお子さんたちの集団生活。

「噛みつきが起きないような環境設定」をする事も保育士の役割です。

その役割を果たせなかった園に責任があるため、保育士の配慮不足で噛みつきが起きた時は、噛んだお子さんにはお伝えするべきではないと考えます。

こんな時は保護者様にお伝えするケースも・・・

  • お子さんが最近なにかイライラ、ソワソワしている様子で、トラブルがないのに噛みつくことが増えた
  • 以前まで噛みつかなかったお子さんが友だちとのトラブルがなくても噛みつくことが増えた
  • 噛みつきがあまりにも多く、又、その他にも気になる様子が見られる場合

お子さんと、どのような関りをしていくか、どのような配慮が必要かなどをご家庭と共有するために、噛みつきが続く場合は伝える場合もあります。

園でお子さんにどのような配慮をしていくかを伝えながら、保護者と連携をとり、子どもの様子を見ていく必要があります。

ヒヤリハット報告書記入

ヒヤリハットとは・・・

大きな事故や怪我にはならなかったが、危険に感じ、ヒヤリと冷や汗をかいたり、ハッ驚いた事例の事。

なぜ書くの?

起きたことの原因を振り返り、それを元に再発防止策を考えて他職員に共有することで、再発防止に全職員で努めるのが目的。

噛みつきだけではなく、怪我やちょっとしたミスでハッとしたこともヒヤリハットに書くことがあります。

ヒヤリハットの内容

  • 起きた日
  • 起きた場所
  • 状況・原因(どのようにして怪我などが起きたかを具体的に)
  • 怪我の有無
  • 怪我の場所や症状
  • 再発防止策

何度も噛みつかれることが続く時に保育士がするべきこと

噛みつきが起きたら、園は原因をしっかり把握した上で再発防止に努め、具体的に行動に移さなければなりません。

環境設定の見直し

子どもが集中して遊べる玩具はあるかを見直してみましょう。
(玩具が発達に合っているか、子どもの興味に合っているかも見直しが必要です)

集中して遊べる時間が長ければ長いほど、噛みつきのリスクは低くなります。

スペースの確保

狭い所に子どもが集まれば、噛みつきのリスクは高くなります。

1・2歳はまだまだ個々で満足いくまで遊びを楽しみたい時期です。

誰かに邪魔されずに一人ひとりがじっくり遊べるスペースがあるかを見直しましょう。

職員配置の見直し

噛みつきが続く子の側に職員がつけると良いですね(;_:)

そもそも国で定められている配置基準がかなりシビアなので保育士も苦しい所なんですよね

園長先生や主任にクラスで噛みつきが多く起きている問題を伝え、クラスに入る職員を増やしてもらえるか相談してみましょう!

まとめ

噛みつきは防げるのが1番いいのですが、100%防ぐのはなかなか難しいですよね(´;ω;`)

対策をしつつ、起きてしまった時の対応をきちんと行う事で、保護者との信頼関係を築けることにも繋がります。

この記事が参考になれば幸いです☆彡

この記事を書いた人
ででママ

ででぴぃです(^▽^)/

ポケモン大好き^_^
デデンネが一番大好きなででママです(^^)
 
幼稚園教諭、保育士と、子どもにかかわるお仕事を、約10年経験しています。

現在は退職をして専業主婦です。
令和3年に第一子誕生。
令和5年秋に第二子出産予定。
 
親の立場、園側の立場、仕事人の立場で経験してきたことを発信していきたいと思います。

 
家事や育児、お仕事などいつもお疲れ様です。
 

ぜひここで一息ついていってください(⌒∇⌒)

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